幼児期の教育が生涯にわたる人間形成の基礎を培う大切なものであることを踏まえて、
キリスト教精神を基盤とした保育を、家庭と連携しながら進めたいと思います。
靜岡市の中心で駿府公園がある風致地区という恵まれた環境のもとで、
緑豊かな公園と温かな雰囲気に包まれて、心身ともに健康で優しくて思いやりのある子供を育てたいと思います。
具体的には次のようなことです。
- 教師は、神様と両親の深い愛に包まれた幼児に学ぶ姿勢をもって接します。
- 幸せは物質的なものよりも精神的な満足感から生まれます。
共に祈ることで、感謝、喜び、信頼感に満たされて、自分が神様や両親や先生に愛されていることを
実感させたいと思います。 - 奉仕の精神を通して、積極的に周りの人々に働きかける体験を必ずさせたいと思います。
「自分は人の役に立っている」と感じたときに子供の心は大きく成長します。
1.無条件で愛されているという喜びを味わわせる
朝、登園したら先生が「おはよう」と声を掛けてくれた、笑顔で抱きしめてくれた、
手をとりながら優しく話し掛けてくれたなど、無条件の愛情を味わわせたいと思います。
愛情のシャワーを心いっぱいに浴びて、子供は無条件に愛されていることを感じるでしょう。
「自分が幼稚園に行くだけで先生は喜んでくれた。」そんな体験です。
2.夢中になって友達と遊ばせる
友達と遊びながら、ちょっとした冒険をしたり喧嘩もしたり、いたずらもしたというようなことは、
一生涯忘れるものではありません。
遊び仲間に出会った喜びの気持ち、このときの友達が人生の一番の支えになることさえあります。
子供は、遊びながら人との関わり方や基本的な生活習慣を身につけていきます。
3.人のためになったという体験をさせる
自分さえよければいいのではなくて、家族のためや自分の周りの困っている人・友達に
優しく手を差し伸べる体験が絶対に必要です。
災害で苦しんでいる人々のために祈り、救援の手を差し伸べたり、お年寄りに優しくしたりするなど、
人の役に立ったんだという体験を必ずさせたいと思います。
自分も人の役に立てるという感覚が生まれたときに、心の広い豊かな人間が育つはずです。
4.自然に親しませる
園外に出て駿府公園や城北公園の豊かな自然を四季折々の保育に取り入れて、自然に親しむ保育を行っています。
さらに、幼稚園内の樹木、花壇、飼育している小動物などの世話をすることによって、
尊い生命への感性を育みます。