少し前ですが、年長児が静岡市美術館の絵本の原画展の見学をしました。「しっかり歩きなさい」と私に気合いを入れられながら静岡駅前まで歩いていきました。絵を見る前に学芸員さんから見方についての説明をして頂きました。よく聞いていましたし、質問にも活発に答える子が多く、話を戻すのが大変でした。でも、説明をよく覚えていて、絵を見る時には「この青がそうだ」とか「スーホーの白い馬の絵本は、物語だけでなくモンゴルの広い景色等も感じましょう」という様な内容も理解している子が多く感心しました。時間に余裕がなく、心ゆくまで見られなかったのが残念でしたが、どの子も楽しそうな表情でした。
その数日後には、文化会館での「夢の絵」の見学にも行きました。美術館での経験が役に立って他園の子ども達の沢山の絵を見ながら「この絵が好き」とか「ここがすごく上手」とか自分で感じた事を具体的に言葉に出して見ていたそうです。見る力も言葉の力も自分の体験を通して育つのだと改めて感じました。予定に追われるような日が続いていますが、これからも色々な出会いを作りたいものです。