9月も中旬になり、保育活動はすっかり運動会に向かって進んでいます。
年少組と満三歳ひよこ組はかわいくて人気の『おひさまーち』のお遊戯の練習が始まりました。年少は皆で手をつないで丸を作るだけでも大変なのですが、小さい二つの丸から大きい一つの丸に変化するというレベルの高い隊形移動も出来ていて感心しました。一学期から、名前を呼ぶ時も整列をする時も一人ずつ順序を守って関わる保育を根気よく続けてきたので、全体と自分の意識が育って丸も上手に作れる様になったのだと思います。こんな風に育ってくれた姿を見て嬉しかったです。
年中組は団体行動が向いていない学年かなと思っていましたが、玉入れの初日の練習を見て、初めての練習とは思えない出来栄えでしたのでびっくり。ラインに添って丸になったり笛の合図に従うなどきちんと出来ていました。思わず「かっこいいね」と独り言を言いました。先生方が、指導の手順や説明の仕方などを時間を掛けて丁寧によく考えていました。私は「毎年やっていることなんだからそんなに細かくしなくてもいいじゃない」と思いながら「お先に」と帰宅することが多かったですが、練習を見ながら事前の指導の計画、特に教える順序や言葉をきちんと把握して始めると連日の練習を重ねなくてもこんな風にしっかり出来るんだなと実感しました。
年長組は、一学期から人気の太鼓をそれぞれの子が段ボールで作る事になり、運動会のオープニングに披露しようとやる気満々です。子どもたちがやりたい事を自分たちでよく考え、工夫して進んでいる活動で、皆が揃って手作りの太鼓を叩く光景を考えるとワクワクしてきます。
聖母幼稚園伝統のクラス対抗リレーの朝の自主練習も始まりました。毎朝、大勢の子が参加して盛り上がっています。疲れもないのか、何度も走っているからでしょうか走る姿もよくなり速くなっています。自分から取り組んでいる事は、こんなに力をつける事なのだと改めて強く感じました。
二学期に入って、どの子も少し大人びた表情になり自分のやる事を意識して活動しています。子どもたちの喜びいっぱいの活き活きした表情に囲まれた運動会になります様に祈っています。