「ここは、おにぎり屋さん」「はい、おもちをどうぞ！」子どもたち恒例のお店屋さんごっこ。おにぎりも、おもちも、見分けはつかないのですが、おにぎりと言われれば、具はしゃけかな？こんぶかな？と想像し、おもちと言われれば、草もちがいいな、こしあんで、と楽しみます。おにぎり屋さんの隣りでは、サラサラの砂をまぶして「ハイ、きなこもち！」葉っぱで巻けば柏餅。赤土を水でこねれば「ここはチョコレート工場！」・・・そう思って見ると、そのように思えてしまうから不思議です。

園長からのメッセージ

休日に、何をして遊ばせよう、どこへ連れて行こうかと、親は迷うものです。渋滞は疲れるし、テーマパークは費用がかかるし、自炊のキャンプも準備が大変・・・大きな計画を立てるのはもちろん楽しいし、休日ならではの楽しみ方でもあります。でもそれは毎日できることではありません。先日、我が子の幼い頃の写真を見ていたら、こんな場面が目につきました。観光地の建築物の前で無心に砂利いじり、河原で石集め、浜辺で砂まみれ、そして貝がら拾い。目の前に広がる砂、砂利、石、葉っぱを集めたり、並べたり、掘ったり、積んだり・・・想像力の豊かな子どもたちの中では、もうそこは違う世界になっているのです。
時間に余裕のある休日は、そんな子どもの世界に、大人もゆっくりひたってみるのも良いでしょう。