毎日が慌ただしく過ぎ、1学期が終わりました。どの学年もそれぞれに色々な事があり、様々な心が育ったでしょう。
年少組(つぼみ)は入園式の後、かなりの間心配がありましたが、皆で大きな輪を作ってシャボン玉遊びを楽しめる様になりました。落ち着いた雰囲気の年長組に勝手に移って、遊んでいる年少組メンバーなどもいてちょっと例年と違うかなと思いながら、それぞれの子の思いを受け止めて、おおらかに対応して良いなと思いました。夕涼み会のしずおか音頭を踊る子も日毎に多くなって嬉しく思いました。
年中組(ほし)は進級したらすっかりお兄さん、お姉さんらしくなりました。クラスに新しい友だちも加わったり、年少の時とは変わりましたが仲良しの友だちもすぐに出来ました。仲間で、色々な遊びを工夫して楽しめる様にもなって先生から離れても自分で園の生活が出来る様になりました。整列するのも、先頭にクラスの先生が居なくても、自分たちで並んでいて偉くなったと感心しました。先生のお話もよく聞ける様になったので2学期には、色々な所に出掛けて足腰を強くしたり、気付きや発見をして多くの事を知る喜びを持てる日々になるでしょう。
年長組(てんし)は保育が終わってからの先生方のミーティングで今日はどんな事が報告されるのかとても楽しみです。子どもから出たお祈りの内容、カナヘビ事件、七夕見学の感想そして飾り作りのアイディア、水遊びから発展した流しソーメン等子どもたちの思いから出発して気付きや工夫がいっぱいの保育が展開されていました。「それで、○○ちゃんどうしたの?」「そこで誰がひらめいてどういう風に遊びが広がったの?」と聞きながら、私の心も活き活きします。
ミーティングは、「○○君面白いね」「○○さん素敵だね」「○○さん優しいね」「○○君賢くてちょっとずるくもなっていいね」「○○君威張れるようになったね」等と1人ひとりの姿を思い出しながら語られます。先生たち全員が盛り上がり、幸福な気持ちになり明日の活力につながるひとときです。全園児の育ちを見つめながらその先の育ちを考え、共有できる様になる大切な時です。2学期も、子ども自身が自分の心と体を動かして日々過ごし、自分でたくましく成長出来る様な教育活動を計画実践して進みたいと思います。
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7月29日(月)に、昭和から平成にかけ14年間も静岡聖母幼稚園の園長を勤められた鵜殿昌子先生の葬儀が隣のカトリック教会でありました。テレジアの子どもたちが出棺の時に手を合わせてお見送りをしました。
先生は、前向きで、おおらか、物知り、ちょっとお茶目な魅力的な方でした。
それぞれの方の弔辞をお聞きしながら、国語の先生のお仕事だけでなく、短歌を詠まれ、登山をされ、力強く、心豊かな人生を築かれた方だとつくづく思いました。
「子ども大好き、幼稚園大好き」といつも言ってられた鵜殿先生が大切にされた様に、マリア様の生き方をお手本にして聖母幼稚園はこれからも謙虚に、温かく、忍耐強く、感謝の心を忘れず進んで行かなければと改めて決心しました。
鵜殿先生、聖母幼稚園を愛して下さってありがとうございました。
(幼稚園の関係者の方にも大勢通夜、葬儀にご参列頂きまして、感謝申し上げます。)