エンジェルライフ ~園長日記~
エンジェルライフ
2015年10月

園長だより 10月20日

年少と満三歳児ひよこ組の子どもたちは、「おひさマーチ」の名前も大のお気に入りで、練習の時から楽しそうに踊っていました。小さい円から大きい円になる形の移動もすぐに覚えて次の練習の時はリードする子もいてビックリでした。練習の時も可愛らしくてほっとした気持ちになっていましたが、当日はあどけなさと一生懸命の姿に熱い思いが胸にこみ上げてきました。年少つぼみの子と満三歳ひよこの子の円を別にしてあげた方がそれぞれの子どもたちの良さが見ている方にもっとわかりやすかったかなと思ったりもしましたが、会場の皆が可愛い姿に心が癒された事でしょう。運動会でさらにしっかりした年少さん。これからどんなパワーを発揮してびっくりさせてくれるか乞うご期待です。

年中の当日の様子を見て、嬉しかったこと。先生の一回の指示で全体が動きました。「並びます」「手をつなぎましょう」の指示も分かりやすく出されていましたが、先生が一回言った事を皆が揃って出来る様になっていると感激でした。運動会等の経験を通して、子ども達に身につけさせる事は指示、命令を理解して行動出来る様になることです。教育の目標が達成されたと実感しました。パラバルーンの演技をはじめ、概ねの子達はやっている事を意識してやっていました。なかなか集合も素早くできませんでしたが、運動会の経験を通して行動のメリハリがついてきたので集団行動が出来る様になり、より色々な保育活動が展開出来る事に繋がります。どんな方向に力強さを発揮して大きくなるのでしょう。

年長クラスは力強い太鼓の音でオープニングです。一学期に子ども達から始まった太鼓の活動。先生と子ども達の思いがいっぱい込められています。どの子も自分を出して活き活きと取り組んで運動会に向かって欲しいとの先生の願いと子ども達の活動が一致して進んできました。太鼓の飾りにした紋には子ども達も大きな関心を持ちました。葵の御紋を見て家康公の話や、♪人生楽あり♪のメロディーと共に水戸黄門様の「この紋所が・・・」のテレビドラマの話も出たり盛り上がりました。並んだ段ボール太鼓を見てると太鼓作りに向き合っていた年長の毎日を思い出します。最初は段ボールの太鼓なんて見た事ないし、音は出るのと思いました。練習の初めは音がバラバラで貧弱でしたが段々音が揃ってきた時は二人の先生は大喜び。そして、ほっとしました。子ども達はどんどん自身たっぷりに叩く様になり壊れるかと心配になる程でした。私は太鼓の正面に書かれたお名前を見ていると一つひとつの太鼓が宝物に思えました。名前の書き方もそれぞれが違っていて大きな字で名前だけの子、苗字と名前をしっかり二列に書いている子、絵筆で書いているのでとても味があります。太鼓にしようとした思いつきも実践も素敵で内容も豊かな充実感いっぱいのオープニングになりました。

組立体操は熱の入った日吉先生の叱咤激励に先生も一緒に落ち込みそうになりましたが、全員で励まし合って頑張りました。そして運動会のハイライトクラス対抗リレー。盛り上がりましたね。例年の様に朝の自主練習に始まり、どうしたら勝てるか作戦を考えたり、本番までの頑張りもすごかったです。本番では力走のあまり転んだ子もすぐ起き上がって走ってかっこよかったです。みんな一生懸命走りました。練習の間もすみれ組は負ける日も多く、とても悔しがっていたけれど、ミーティングで「○○さんが遅いから」とか誰も言う子がいなかったので花丸ですと先生が言うのを聞いて嬉しく思いました。さくら組はお休みの日にも練習した子も居たんですよね。対抗リレーは特大の花丸です。綱引きもリレーも負けると泣き出す程悔しがる子も大勢いましたが、悔しさを他の人にぶつけたりする事が一度もないと聞いて私も考えました。私は結果が気になり、些細な事にも損得を考えたり、周りの人の思惑も気になります。今年の運動会、年長組の子ども達に教えてもらいました。潔くすっきりの大切さを、前向きに明るく進むが大切と言う事を、子ども達の頑張りで豊かな学びの多い運動会になりあの日は幸福な聖母幼稚園でした。世界中の人々にも感謝のうちに幸福な日が早く訪れます様祈りましょう。

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