運動会間近の子どもたちは、日に日に気合いがはいっています。家でお遊戯を見せているのはもちろん、お父さんやお母さんに組体操を教えてあげる子、登園すると一生懸命リレーの練習をする子、それぞれの「思い」が感じられます。お遊戯も競技も、何回も練習します。練習だからといって手を抜きません。いつも全力の子どもたちです。そして、お友だちの競技も「がんばれ！がんばれ！」と精一杯応援します。勝っても負けても、全力でがんばったあとはノーサイド。いつものように、みんなでたわむれて伸び伸びと遊んでいます。

園長からのメッセージ

運動会は、とても盛り上がる行事のひとつです。お遊戯の出来栄えや、競技の勝敗など、結果が見えやすいので熱がはいるようです。子どもたちには３つの約束をするように伝えています。それは「力を出し切ること」「友だちを応援すること」「楽しむこと」
スポーツの良さは、無心になって取り組めるところだと思います。もちろん具体的な目標があるでしょう。失敗しないで演技できることや、競争で勝つこと、自分の記録の更新、けがや体調を克服してのチャレンジ、チームメイトとの約束など・・・。それぞれの思いを胸にいざグランドに立つ時に大切なのは、誰かと比べることではなく自分との戦いです。それはオリンピック選手でも幼稚園児でも同じです。思いを込めて力を出し切った時、充実感に包まれ、すがすがしい気持ちになれるのです。順位や勝敗も、結果として与えられることもありますが、それも含めて、自分が力を出し切った分だけ喜びも大きいはずです。そして、回りの応援があってこそ、その力は発揮されるものだということを、子どもたちに肌で感じてもらいたいと思っています。