駿府公園にお散歩に行きました。年長さんの今日の目標は「年少さんのお世話をしよう!」・・・張り切って出掛けたけれど、「つかれた~!」と言う年少さんに少し戸惑い気味。お堀沿いの歩道は、子どもの足には結構長く感じられます。でも年少さんの手を優しく引いて、幼稚園に戻って来るまでやり遂げる年長さん。
交通指導員の方が来て下さって行った「交通安全教室」では、横断歩道の正しい渡り方、道路の正しい歩き方を習いました。実際に外の歩道を2人組で歩いてみました。隣りの学校の正門前まで行き、本物の車やバイクがたくさん走っているところを渡り、歩道を歩いて戻ります。「こんなに長く歩いたの、初めてだよ!」と言う年長さん。いつも公園に行く時先生と一緒に歩いている道なのに、そう感じたのですね。
園長からのメッセージ
健康維持のためにウォーキングをする人はよく見かけますが、スピード化の時代、長い距離を歩くことが少なくなってきたようです。一歩一歩踏みしめて歩くと、実は脳が良い刺激を受けて、考えがまとまったり、気持ちが整理されたりするそうです。そして何よりも、歩く時は時間がゆっくりと流れていくので、回りの風景からいろいろなことを感じたり考えたりできます。
ほんの短い距離でも自分たちで歩くことは、子どもたちにとって大冒険です。使命感をもって小さい子のお世話をしながら、何とかしようとがんばるお兄さんお姉さんと、それを全面的に頼って甘えてついて行く弟や妹たちとの間には信頼関係が芽生えます。また、誰も頼らずに自分だけで判断して歩く時の緊張感は、注意力や観察力もはたらき、子どもたちはひと回り大きく成長します。子ども時代になるべくたくさん歩くチャンスを与えてあげたいと考えています。